2021年にスタートしたサウジ・グリーン・イニシアティブ（SGI）は、サウジアラビア王国が国を挙げて取り組む意欲的なイニシアティブであり、気候変動の闘いとともに、生活の質を向上させ、次来世代の将来のために地球を守ることを目的としています。
SGI は、社会のあらゆる原動力を活性化することで、排出量削減、植林、陸と海の保護という3つの包括的な目標を達成しようとする取り組みです。これに対応する60超のイニシアティブがすでにスタートしており、いずれも巨額投資によりグリーン経済の実現をめざすものです。
この12か月のうちに、国際社会におけるサウジアラビアのコミットメントは、具体的な行動に移行しました。サウジは、2060年までに排出量実質ゼロを達成することを目標として、着実に歩みを進めています。
世界有数のエネルギー生産国として、サウジアラビアは、気候変動に対する国際社会の対策を前進させるため、取り組んでいます。ビジョン2030の立ち上げ以来、環境問題に対するサウジアラビア独自の取り組みは、大きく前進しました。とはいえ、今日の世界が直面する気候問題に対処するには、まだやるべきことが数多くあることも明らかです。
2021年に発表されたSGI目標は、サウジアラビア国内で、持続可能な長期気候変動計画を推進し、実施することです。SGI は、その意欲的な計画、3つの主要目標、社会全体での取り組みにより、サウジアラビアがより環境に優しい未来を築くためのグローバルリーダーとなるための飛躍になるものです。
サウジ・グリーン・イニシアティブは、国が推進するイニシアティブであり、ムハンマド・ビン・サルマン殿下（皇太子兼首相）が主導しています。
サウジ・グリーン・イニシアティブは、社会全体の取り組みです。気候変動に関する国の将来展望や目標にあわせて、サウジ政府、民間企業、市民社会の知恵とリソースを活用します。
60を超えるイニシアティブで構成されるサウジ・グリーン・イニシアティブの目標達成に向けたロードマップは、2021年10月23日に開催された第1回サウジ・グリーン・イニシアティブ・フォーラムで発表されました。
2つの重要な委員会である、エネルギーおよび気候変動委員会と環境委員会は、目標に対するイニシアティブの実施を統括しています。また、公共および民間部門のエコシステムを結集し、すべての取り組みが最高の国際基準を満たすようにしています。
このイニシアティブの第一波は、投資額にして7,000億SARを超えており、グリーン経済の成長に貢献しています。今後、あらに多くのイニシアティブが開始され、より環境に優しい未来を創造するというサウジアラビアの展望をスケールアップします。
サウジ・グリーン・イニシアティブは、サウジアラビアでサステナビリティに関する取り組みを行っている個人、起業家、NGOの皆様はinfo@greeninitiatives.gov.saまでご連絡下さい。
中東グリーン・イニシアティブ (MGI) はこの種の地域アライアンスとして、中東初の試みとなります。
2021年に設立され、サウジアラビアが主導するMGIは、国際的な持続可能性の取り組みを主導するという王国のコミットメントを体現しています。
MGIは、地域の気候変動対策行動のための野心的で明確に定義されたロードマップを提供し、気候変動が地域内の国々に影響を与える具体的方法に対して、協調的かつ地域的な対応を確実にします。
MGIサミットは、中東・北アフリカ地域と、それ以外の地域からリーダーが一堂に会する、気候に関する初の地域対話です。
第1回MGIサミットは、2021年10月25日に、リヤドで皇太子殿下の主催により開催されました。このイベントでは、参加したリーダーたちが、地域全体で気候変動に取り組むために協力することに合意しました。
今年、MGIサミットはCOP27 にあわせて、シャルム・エル・シェイクにリーダーたちを招集しています。サウジアラビアは、G20 の経済圏として、また気候変動対策への重要な貢献国として、この地域で必要とされる気候変動対策が世界規模で検討されるよう、その役割を果たすつもりです。
詳しくは、中東グリーン・イニシアティブ・サミットのページをご覧ください。
サウジアラビアは、気候変動と闘い、より持続可能なグローバルな将来を実現するための国際的なコラボレーションを主導する中東グリーン・イニシアティブを主導しています。
また、サウジアラビアは環境保護と排出量削減を目的としたMGIの一環として、地域連携拡大に必要なインフラを構成する地域センターとプログラム設立の資金調達も主導しています。
MGI は、明確で意欲的な地域のクライメート・アクション・ロードマップを提示しています。MGI は、世界最大の森林再生プログラムを含んでおり、パリ協定に基づく排出量削減目標の達成に大きく貢献する内容になっています。
MGI の枠組みのなかで行われる対策は、環境にプラスの影響を与えるだけでなく、経済多様化、雇用創出、民間投資を促進する効果が期待できます。
MGI 参加国は、地球上で最も暑く乾燥した地域にあり、温暖化や異常気象といった気候変動の影響をすでに受け始めています。このような特殊な環境下では、地域主導の特別なアプローチで、気候変動に対処する必要があります。サウジアラビアは、G20の経済圏としてクライメート・アクションに大きく貢献することで、中東や北アフリカが必要とする気候ソリューションが、世界規模で考慮されるよう、その役割を担っていきます。
中東グリーン・イニシアティブ (MGI) サミットは、地域全体で統一的なクライメート・アクションを推進するためのプラットフォームであり、このような趣旨のものとしては、中東初の試みになります。2021年10月25日にリヤドでムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下（皇太子兼首相）が主催する第1回MGIサミットが開催され、世界各国のリーダーが気候変動の取り組みに協力することで合意しました。今年の MGI サミットは、COP27にあわせてエジプトのシャルム・ エル・シェイクで開催され、各国首のリーダーが参加する予定です。
ムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下主催で毎年開催されるSGIフォーラムは、気候変動対策のリーダーがベストプラクティスについて議論し、イノベーションを強調し、国家目標に対する進捗を評価し、気候変動との闘いにおける実質的な行動を推進するためのプラットフォームです。
サウジ・グリーン・イニシアティブは、皇太子兼首相であるムハンマド・ビン・サルマン殿下により統括された社会全体のイニシアティブです。
SGIの目標に対する達成は、公共および民間部門のエコシステムを結集し、すべての取り組みが最高の国際基準を満たすよう2つの重要な委員会で管理されています。
サウジアラビアのエネルギー大臣であるアブドゥルアズィーズ・ビン・サルマン皇太子殿下がエネルギーおよび気候変動委員会の議長を務めています。
環境委員会は、サウジアラビアの環境・水・農業大臣であるアブドゥルラフマン・アル・ファドリ閣下が議長を務めています。
サウジ・グリーン・イニシアティブは、サウジアラビア全土のサステナビリティの取り組みを統合し、行動を拡大するとともに変化を生み出すための国家的なイニシアティブです。民間部門と公共部門全体のステークホルダーを関与させるために幅広い取り組みを実施することは、王国の気候変動目標を達成するための重要なステップです。
公式のSGIイニシアティブとして登録されるためには、ステークホルダー自身の目標や展望がSGIの基本理念と合致していることを証明する必要があります。
サウジアラビアは、環境保護と気候変動の影響緩和のための地域における優先事項に対処するために、リーダーを統合し、目標とするセンターやプログラムを設立することにより、中東グリーン・イニシアティブを主導しています。MGIの下で構築されたインフラは、持続可能な長期コラボレーションと迅速な行動の拡大を可能にするために不可欠です。
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